学生時代の貧乏・・・生活費は全部奨学金で

学生のときはとにかくお金がなかった。
大学のときの話だ。
学校は授業で忙しく、なかなかバイトをする暇もなかった。
親からの仕送りは家賃以外もらっていなかった。
ちなみに家賃は東京にしてはびっくりの低価格で、地域パトロールで訪問アンケート(みたいな感じの)にやってきたおまわりさんからは、何か曰く付きの物件何じゃないの?と聞かれたものだった。
生活費は全額奨学金に頼っていた。
家賃以外の光熱費、食費、遊びの金から授業に必要な様々なものまで全てそれで賄うのは、なかなか大変。
でも楽しい毎日だったことを覚えている。

基本的に金がなければどこか出費をおさえるしかない。
一番手っ取り早いのは食費だ。
やろうと思えば毎日の食費は300円以下にだって簡単にできる。
もちろん、自炊である。コンビニ弁当ですら贅沢に感じたほどだ。
低予算で腹を満たすことを最優先にした料理を追求しているうちに、やっぱり味がいいものが食いたくなり、かといって外食はなるべくしないようにしていたので、料理の腕はめきめきと上がった。
料理というものははまると実に楽しい。
特に金欠がひどくなる月末、次の奨学金の支給まで一週間以上あるのに持ち金が500円しかないときは、痺れた。
とりあえず炭水化物で腹を膨らませる。小麦粉、ジャガイモ、パスタにマヨネーズとかケチャップとかかけて凌いだときもあった。

何か壊れても修理は基本自分でやる。
パソコンが壊れたり、本棚が崩れたり、テレビが映らなくなったりなどなど、その度に自分で直したり分解したりしている生活は、知恵と工夫で乗り切るロビンソンクルーソー的な何かを感じさせてくれて、それなりに楽しかった。

社会に出ると、そんなことはできない。
時間もないし、仕事の他にそんなことやる気力もない。
なによりも何故かみっともない。
お金がないのを知恵と工夫で乗り切ることは学生にとっての特権だったのだと、今だからこそ思う。
そしてお金がないことを楽しむことができるのも、また。

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